1.「PX研BookClub」に参加しませんか?
2.第4回PXE養成講座を開催!
3. 今後の予定
1.「PX研BookClub」に参加しませんか?
日本ペイシェント・エクスペリエンス研究会では2月13日(土)にオンライン勉強会「第4回PX寺子屋」を開催します。今回初めての試みとして、「Book Club(ブッククラブ)」を行います。
ブッククラブとは欧米で文化として定着している本好きのコミュニティで、いわゆる読書会です。日本の学校教育で取り入れられている読書会では教師が音読したうえで質問をしたり、大人が集まっての読書会はテーマに対して、参加者がそれぞれ紹介したい本を持ち寄ったりします。
それに対して欧米のブッククラブは、事前に決められた一冊の本を課題図書として読んだうえで参加します。主催者がファシリテーターとなり、「どのシーンが一番心に残ったか?」「この場面のこの行動はモラル的にはありかなしか?」といった問いかけをしながら、参加者同士で感想や意見を自由に伝え合うことで考え方を深めていくことができます。
ちなみにアメリカでは近年ブッククラブが盛んで、女優のリース・ウィザースプーンさんがSNSで立ち上げた「Hello Sunshine」、エマ・ワトソンさんの「Our Shared Shelf」などが知られています。
PX研究会のブッククラブでは、PXについての考えを深めていける本を読んでいきます。2月13日開催の課題図書は、『対話する医療』(孫大輔著、さくら舎)です。
著者は大学で医療コミュニケーション教育を教え、家庭医・総合診療医として診療を続けています。双方向のコミュニケーション、対話を大事にした診療とはどのようなものなのか。同書では患者と医師とのコミュニケーションの課題やアプローチ法、患者からみた理想の医師像、人と人とのつながりと健康などについて触れられています。
ブッククラブには、基本的には課題図書を読んだうえでご参加ください。ただし、読まずに参加いただいても大丈夫なように、ブッククラブのなかで本の内容についてポイントを紹介します。第4回PX寺子屋およびブッククラブの参加申し込みは、下記リンクからお願いします。みなさんで楽しく、PXへの理解を高めていければと思っております。
Link:https://www.pxj.or.jp/events/
2. 第4回PXE養成講座を開催!
第4回PXE養成講座を1月9日(土)、オンラインで開催しました。
PX研究会ではPXE(Patient eXperience Expert)として、医療現場などで患者視点の医療サービスの提供を実現していただく人材を育てています。全5回の講座は、PXとPS(Patient Satisfaction;患者満足度)の相違点や関係性、PX向上に必要なコミュニケーションなど学ぶことができます。
第4回のテーマは「ペイシェント・ジャーニーマップ」。ジャーニーマップは、1人のユーザー(顧客、患者など)が目的を達成するためにたどるプロセスをユーザー目線・視点から眺め、時系列に視覚化したものです。講座ではジャーニーマップの概要を説明したうえで、よくありがちな医療者目線で患者を観察してしないかどうか、患者の目線で医療サービスを眺めるとはどういうことなのかを説明しました。
そのうえでグループごとにジャーニーマップを作成しました。オンライン上でジャーニーマップに付箋を貼っていく作業を行い、各グループから作成内容を発表いただきました! 今年度の講座も残すところあと1回となります。2021年度の受講生の募集をPX研究会のホームページ上で開始していますので、「3.今後の予定」のリンクからのエントリーをお待ちしています。
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受講生向けに第4回の講座の動画、テキスト、スライド資料を講座メンバー専用ページで公開しています。ホームワークの提出が必須となります、第5回講座の1週間前までにご提出ください。
Link:https://www.pxj.or.jp/pxe02/
3. 今後の予定
2021年も引き続き、PXを学べるオンライン勉強会「PX寺子屋」を開催します。現在、2月13日、5月15日、8月21日、11月13日の開催を予定しています。
第4回PX寺子屋
・日時:2021年2月13日(土)12:30-13:30
・テーマ:「PX概論」 医療法人社団松井病院 看護部長 菊池明美
「第1回 PX研Book Club」PX研究会メディア統括マネジャー 藤井弘子
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第3期PXE養成講座は2021年7月からスタートします。PX研究会ホームページで受講生の募集を始めました。概要と申し込みは下記リンクからお願いします。
Link:https://www.pxj.or.jp/pxe/
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※【お知らせ】日本PX研究会について※
年会費は5000円となります。また、法人会員も受け付けております。詳しくはこちらをご覧ください。
編集部から
前号メルマガでお伝えした血尿に加え、口唇ヘルペスができるなど散々な日々を送っています。通院が続くなか、オフィス近くにエクスペリエンスの高い歯科クリニックを見つけました。まさに運命の出会い!(F)